2017年9月の日本株相場振り返り

2017年9月は北朝鮮問題や米国債務上限問題などで完全リスクオフムードから始まりながらも年初来高値をつける日が現出するといったように波乱の月となりました。

日経平均株価の推移

9月の日経平均は19,733.57円から始まって8日に最安値19,239.52円をつけた後、21日には20,481.27円の年初来最高値をつけました。その後は揉み合いとなって小幅続落し、月末は20,356.28円で終わりました。

月末の終値は前月終値比で710.04円高(+3.6%)となり、3ヶ月ぶりの上昇となりました。

始値 高値 安値 終値 前月比(終値)
9月  19,733.57 20,481.27 19,239.52 20,356.28 +710.04

日経平均9月日足チャート

為替、ドル建て日経平均の推移

USドルは月初は110.12円で始まり、リスクオフの円高傾向となり8日に107円台をつけた後、ドル高円安傾向に転換し、月末は112.69円で終えました。

USD円の推移グラフ(9月)

ドル建て日経平均は178.82ドルで始まり、株価下落で下降傾向が続いた後、上昇に転じました。26日に182.15円をつけた後は、ドル高円安の急伸により下落して月末は180.64ドル(月初比+1.0%)で終えました。

USD建て日経平均グラフ(9月)

日経平均PERは、月初13.93倍で始まり、8月9日には13.69の最低をつけた後、上昇に転じ、月末は14.39倍で終えました。

日経平均PERのグラフ(9月)

9月の主なトピック

9月は9-10日の週末2日を挟んでその前後で明らかに市場のムードが一変するという月でした。

日本企業は業績好調見通しでPERは13倍台という割安な位置にありながらも、8月中旬に日経平均のチャートは週足で25日線を割り込み、明らかに下降トレンドとなりました。9/1には日足で25日移動平均線の突破を試みるも跳ね返され、勢いの弱さが明らかになりました。

3日に突如、北朝鮮が水爆実験を行ったことで地政学リスクに対する警戒感がMAXとなり、重ねて北朝鮮の建国記念日に対する警戒感も継続したため、日経平均は8日に9月最安値(19,239.52円)をつけました。またリスクオフの円高で8日には1ドル107.69円をつけました。加えて海外(特に米国)では連邦債務上限問題による政府機関閉鎖懸念が市場を覆っていました。

こうして8日に悲観ムードのクライマックスを迎えましたが、9日の北朝鮮の建国記念日は無事に通過。日本時間9日に米国で12月8日までの連邦債務上限の引き上げと暫定予算を含めた一体法案を賛成多数で可決されました。11日には国連安全保障理事会(安保理、15カ国)が、北朝鮮が輸入する石油に上限を設けるなどの新たな決議案を全会一致で採択され、米国の譲歩が見られたことで地政学リスクが和らぎました。

それまで市場を覆っていたリスク要因がわずか3日間のうちに一気に好転したため、日経平均は11日から続伸して21日には年初来高値(20,481.27円)をつけました。

また、リスクオフの円高が後退したことで11日以降はドル高円安傾向となっていたところ、20日にはFOMC声明による弱いインフレ見通しにもかかわらず年内利上げ見通しを変えなかったことで、米国長期金利が上昇して、一層ドル高円安傾向に勢いがつき、28日には113円台をつけました。

しかし、短期間に大幅上昇した反動もあってか、21日以降の日経平均は小幅続落となりました。

10月以降の見通し

9月29日現在、当面のリスク要素は顕在化しておらず、安倍内閣の衆議院解散による選挙の結果が意識されている程度となっています。

そのため、円安と好調な企業業績、世界的な景気拡大傾向から、日経平均は年内に22,000円をつけるとする強気予想派が増えてきています。

「2017年8月の日本株相場振り返り」を読む
「2017年7月の日本株相場振り返り」を読む
「2017年上半期の日本株相場振り返り(1-6月)」を読む


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