2017年10月の日本株相場振り返り

東京証券取引所

2017年10月は、9月中旬から続く上昇に加えて、衆議院議員選挙期間は株価が上がるというアノマリーと、その選挙結果(与党大勝で政治安定・金融緩和継続期待)が重なって、海外からの資金が流れ込んだ結果、日経平均株価は日本史上最長となる16日連騰を記録しました。

日経平均株価の推移

10月の日経平均は20,400.51円から始まり16日連騰して24日終値21,805.17円まで上昇しました。25日に小幅調整した後に再び上昇して27日には終値で21年ぶりの22,000円台(22,008.45円)に達しました。月末は頭の重い展開になりながらも下値は固く31日は22,011.61円で終わりました。

月末の終値は前月終値比で1655.33円高(+8.1%)となり、大幅上昇の月となりました。

始値 高値 安値 終値 前月比(終値)
10月  20,400.51 22,022.38 20,363.28 22,011.61 +1655.33

日経平均日足チャート

為替、ドル建て日経平均の推移

USドルは112.87円で始まり、17日に112.19円の最安値をつけた後、ドル高傾向に転換して27日には114.19円をつけました。月末はやや円高となり、113.12円で終えました。

USD円推移(10月)

ドル建て日経平均は180.75ドルで始まり、中旬にかけては株価上昇に円高ドル安の効果も加わって16日には190ドル台に乗せました。中旬以降は株価上昇は継続したものの、円安ドル高に転じて頭打ちとなったものの、23日以降は再び上昇に転じて31日には最高値となる194.59ドルで終えました。

USD建て日経平均(10月)

日経平均PERは月初14.46倍で始まり、株価に伴って上昇を続けて19日には15倍台に乗せました。その後も上昇を続け、月末は15.24倍で終えました。

日経平均PERの推移(10月)

10月の主なトピック

日経平均株価は10月2日(月)から24日(火)までの16連騰となりました。2日の終値20,400.78円から24日終値21,805.17円までの上昇幅は+1404.39円(+6.9%)となりました。16日連騰は第二次世界大戦後、東京証券取引所開所以来のことで日本史上最長記録となりました。また、22,000円台に乗せたのは21年ぶりのことであり、記録づくめの月になりました。

しかし、57年前の14日連騰では9%上昇したのに対して今回は16日連騰で7%上昇に留まっており、日経新聞でも「高揚感が乏しい」と表現されているような一面もあります。

海外投資家が2週間で1兆1,000億の買い越しとなりました。ヘッジファンドによる「先物主導相場」という見立てが多く、本格的な長期投資家(年金基金など)が加わってくるかどうかに関しては見方が分かれているようです。

11月以降の見通し

日本国内においては、引き続き企業業績予想は強気となっており不安要因は見当たりません。次期日銀総裁人事に関しても与党が勝利したことで黒田総裁続投か、少なくとも緩和路線の継承が濃厚となっており波乱要素は少ないと思います。

米国では次期FBR議長人事が注目されており、サプライズがあると市場がリスクオフに傾く可能性はあるものの、トランプ大統領自体が基本的に低金利支持者のため、タカ派の起用可能性は低いと思います。30日にはトランプのロシア疑惑再燃と、共和党下院で法人税減税を段階的にする案が検討される等の株安要因が懸念されているものの、急な金利上昇や株価下落の可能性は現段階では見当たりません。

中国共産党大会の間、行動を抑えていた北朝鮮が、太平洋上での水爆実験を示唆しており、水爆実験の強行とそれに対する米国との緊張が高まるといった地政学上のリスクオフ再燃の可能性は大いにあり得ると思います。

一方、一昨年の21,000円弱の時はUSドルは125円(現在は113~114円程度の範囲)であったことと比較すると、EPSが上昇しているとはいえ株価は高値水準にあることは違いありません。急なピッチで上昇してきたので目先的には調整が入ってもおかしくはない局面にあると思います。

「2017年9月の日本株相場振り返り」を読む
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