変化に備える手段としての「副業」【アンケート調査】

人材紹介会社のワークポートが、2018年10〜11月にかけて全国の20〜40代の転職希望者417名に対して副業に関する調査を実施しました。

ここでは、その調査結果の内容をご紹介させて頂きます。*引用部は全てワークポート調べ

8割の人が副業に「興味がある」と回答

20〜40代の男女417人に聞いた結果80.0%近くの人が、副業について「興味ある」と回答しました。2018年1月に、働き方改革の一環として厚生労働省が、モデル就業規則から副業・兼業を禁止する規定を削除して以来、世の中には一気に副業解禁の動きが広まりました。2018年は「副業元年」とも言われていますが、11ヶ月経ちだんだん副業解禁が浸透し、関心が高まっていることがわかる結果となりました。

当サイトで以前掲載させて頂いた、2016年4月に実施された副業に関する調査では7割の人が副業促進と回答していましたが、今回のワークポートの調査では8割の人が副業に興味があると回答しています。

副業促進に7割が賛成 【フリーキャリア総研調査】
副業促進に7割が賛成 【フリーキャリア総研調査】
フリーキャリア総研が2016年4月に男女722名を対象に行った調査結果によると、企業や政府による副業促進の動きについて7...

この2年半年の間に、副業に対する興味関心は以前高いままというのが分かります。一方で、具体的に何が変わったかと問われれば、特に何も変わっていないという印象を受けるのは私だけでしょうか

世の中の変化に備える手段としての「副業」という捉え方

副業に興味があると回答した79.1%の人に「副業するとしたらどんな職種を希望するか」と質問したところ、77.9%もの人が「本業とは違う職種」と回答しました。本業と違う職種を希望する理由は、

  • 「いろいろな仕事を経験してみたい」(20代・女性・教育)
  • 「本職とは違う職を経験して視野を広げたい」(20代・男性・建築土木)

気分転換やスキル幅を広げたいという意見が目立ちました。一方で、

  • 「その職種への転職を考えているから」(20代・女性・接客販売)
  • 「副業の職種を本職にしたいと思っている」(40代・男性・エンジニア)
  • 「今やっている仕事や業界が10年後存在しているとは思えないので」(30代・男性・クリエイター)

などの、今後の転職やキャリアチェンジを視野に入れて副業を選びたいという理由を挙げる人も一定数いたことが印象的でした。 副業とはいえども、“本業にすることを見越した上で試しに働いてみる”という動きが確実にあるようです。

【その他の意見】

  • ひとつのスキルに頼るより別の方向性を見出す足がかりにしたい(20代・男性・クリエイター)
  • 他業種への転職を希望しており、現在の職種ではない業界に携わりたいため(20代・女性・事務)
  • 本業がダメになった時の予備に考えているから(20代・女性・接客販売)
  • 幅を持ったキャリア形成が出来そうだから。本職とは切り離して考えたいから(20代・男性・営業)
  • 気分転換も兼ねたいため(20代・男性・営業)

人生100年時代と言われ、職業人生の長期化が余儀無くされているにも関わらず、世の中の変化のスピードは一層早まり、今は勢いがあるように見える会社や職種も数年後には廃れているかもしれないという危機感を抱く人が増えている証拠ではないでしょうか?

世の中の変化を見越してそれに備える手段の一つとしての「副業」に興味関心が高まっているということでしょうか。

「副業からの本職」という流れが

今回、「転職先候補の企業が副業採用をしていたら受けてみたいと思うか」と質問をしたところ 86.1%の人が「はい」と回答しました。

先に述べたように、副業をいずれ本業にしたいと考えている人にとっては、「副業」=「転職活動の一環」にもなり得そうです。また、企業が副業採用を実施する理由は 「労働力(即戦力)の確保」というメリットがあるからだといえますが、今後副業採用を “社会人版インターンシップ制度”と捉え、中途採用活動の一環として行うことができれば、互いに入社後のギャップを感じることもなくなり、転職におけるミスマッチを減らしていくことができるかもしれません。

副業が当たり前となってきている今、さらにその形態はどんどん多様化していくことが予測されます。

人口減少、AIの進化、中国やインドなどの新興国の台頭等、不確実性はますます高まっており、企業は社員に対して安定を保証することはできません。従って企業側も自立マインドを持った社員を求める動きは増えていくものと思います。

まとめ

ソフトバンクやリクルート、YAHOO!といった、ベンチャーマインドを持った大企業が副業可に動いており、このような動きが広まっていくかもしれないと思っていますが、期待したほどは大きな勢いにはなっていないようにも思えています。

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