自分で手作りした作品を販売する「ハンドメイド作家」
ネットでの物販は人気のある副業で、ヤフオクやアマゾンのマーケットプレイス、メルカリのようなスマホアプリでは、様々な作品が出品、販売されています。
しかし、既製品を転売するような方法は、手間がかかるわりに利益が薄いし、売れない在庫を抱えてしまうリスクもあります。
そこで、自分で手作りしたハンドメイド商品を販売するという方法をご紹介します。
最近はハンドメイドのアクセサリーや衣類などの人気が高く、専用のマーケットプレイスを使えば自分の作品を手軽に販売することができます。
ハンドメイド作品の出品方法・販売手数料
基本的にはどのサイトも無料で出品できます。会員登録後、自分で商品を撮影して画像をアップして販売をスタートします。
販売価格は自分で決めます。商品が売れたなら自分で配送手配をします。その後、サイト運営会社から売れた金額の10〜15%程度を販売手数料として差し引かれた金額が振り込まれる、といった流れが一般的です。
洋服・食器・アクセサリー・ジュエリーなどの様々な商品を販売できます。出品自体は無料なので、複数のハンドメイドマーケットサイトに登録して傾向を比較してみましょう。
それぞれのサイトによって、購入者属性は異なりますので、そのことに留意しておくことが大切です。自分の作った商品がどのサイトだったらよく売れるかを考え、特定の商品を、その商品が売れやすいサイトに集中的に補充してゆくことによって、効率よく売ることができるようになるでしょう。
「なかなか売れない」と悩んだら
「売れないんです」と悩んでいる方は、作ることには時間を忘れて力を注ぎますが、売り方を知らない方が多いです。
売れない理由には大きくは2つあって、「作品が消費者のニーズに合っていない」と「知られていない」です。
前者の場合は、売れている作家さんや作品をしっかり研究してから作る商品を決めることが大事です。
一方、後者は後者「知られてない」は、情報発信の努力をする必要があります。 作家さんは、自分の好きな作品を作っていれば、そのうち誰かがいつか買ってくれるだろう、と思っています。
しかし、残念ながら、売り方を知らないと、作品はいつまでたっても売れません。ブログやSNS等の、自分のメディアを立ち上げて根気良く情報を発信していく必要があります。
特に手作り作品なので、「誰が」「どんな思いで」作った作品か、といったことも商品力のうちといっても過言ではないでしょう。
ハンドメイド作品の販売サイト比較
ハンドメイドの商品を販売するための専用のCtoCマーケットプレイスを紹介します。
- Creema(クリーマ)
クリーマ運営。出店や出品は無料。販売手数料は8%〜12%。フードの場合は14%、台湾・香港サイトの場合は16%+と一取引あたり40円の決済手数料がかかります。クリーマが主催する「ハンドメイドインジャパンフェスin東京ビッグサイト」や、伊勢丹新宿店、銀座三越、うめだ阪急などと連携したイベントや、ルミネ新宿2の常設店舗「Creema store」のリアルでの出展機会もあります。 - minne(ミンネ)
GMOペパポ運営。minneの登録・利用料は無料!作品が売れたときだけ、販売手数料10%がかかります。決済はminneが代行します。全国の百貨店や商業施設などでのリアルイベントやワークショップに参加することもできます。 - iichi(いいち)
Pinkoi Japa運営。出店・出品は無料。販売手数料は20%と他のサービスと比べるとやや高めです。送料は買い手負担です。決済はiichiが代行します。
注文がたくさん入った場合の対処方法
ハンドメイド作品の弱点は、人気に火が付いたときに、商品の製作が追いつかなくなってしまうことですが、手先の器用な人を募集することで、製作工程を組織化することができればある程度の注文量に対応できます。
米国の「Etsy」で成功しているハンドメイド作家達は、そのようにしてビジネスの規模を拡大しているようです。