ワーク・ライフスタイル

子育て系シェアリングサービス6選(ベビー用品・ベビーシッター)

育児する母親

PwCコンサルティングの調査によれば、乳幼児・未就学児の子供がいる人のシェアリングエコノミーの利用経験は24%で、子供がいない人の14%よりも高いという結果が出ました。

PwCのパートナーである野口氏によれば、子供の成長に伴って生活が変化しやすい”子育て世代”は「モノを持たない方が良いという意識が強い」と指摘しています。

ベビー用品をシェアするサービス

子供服の中古品売買仲介サイトや、知育玩具のサブスクリプション(定額制レンタル)サービスなどの、子育て世代の育児負担を軽減できるシェアリングサービスが広がっています。

ベビレンタ

ベビレンタベビー用品レンタルサービス『ベビレンタ』

元保育士・あかちゃんのプロが運営する商品点数No1のベビー用品レンタルサイトです。ベビー用品は平均使用期間が半年未満のものがほとんどとなっています。

最短翌日到着も可能となっており、出産予定日がずれていきなりベビー用品が必要になった時、いきなり里帰りすることになった時などに便利です。

また、レンタル(借りる)するだけでなく、気に入ったら買うこともできます。また、自分で購入して使ったものを売ることもできます。

ユーザー満足度95%で年々需要が増えており、当サイトだけでも毎月10万人以上のレンタルしたいユーザーが訪れるとのことです。

キャリーオン

「キャリーオン」Webサイト

子供服をオンライン上で売買できるサービス。子供服を売るとポイントがたまり、別の子供服の購入に使えます。会員数は2018年11月末時点で約2万9000人に達しており、2018年3月末と比べて約2倍に増加しました。

出品者は不要な子供服をまとめて送るだけでよく、撮影や査定、発送はキャリーオンが実行します。比較的高価なブランド品に限定しており、取り扱い点数も30万点以上と豊富です。主な利用者は30~40代の親とのことで、メルカリなどの大規模フリマと比べて、専門特化しており、出品者の手間暇を省いているのが特徴となっています

Lynks(リンクス)

「Lynks(リンクス)Webサイト」

中古子供服の交換サービス。ネットで欲しい子供服を選んで申し込み、同数の子供服を送って交換する仕組みとなっています。ブランド品に限定していないのが特徴となっています。

トイサブ!

「トイサブ!」Webサイト

知育玩具の定額制レンタルサービス。0~3歳が対象で、月齢に合わせて玩具が4~6種類届く仕組みとなっています。玩具を交換する期間ごとに料金プランが定められており、「隔月コース」が3240円/月、「45日コース」が4240円、「半年コース」が1580円となっています(いずれも税抜。2019年1月現在)。

月齢に合ったおもちゃを必要な期間だけ使えば良いので、高価な知育玩具を必要な期間だけ利用でき、さらに処分する手間やコストがかかりません。メルカリなどのフリマアプリで売買したりする手間暇も必要ないため、忙しいけれども子供の知育に関心の高い世帯には特に便利なサービスと言えるでしょう。

北海道では通信販売などを手がけるZAWA.comと提携してサービス展開している。マンションが多い首都圏と、農家など一軒家も多い北海道では大きさや種類などニーズも異なるとのことで、道内の家庭に合った玩具を調査しながら提供していくとのことです。

育児スキルをシェアするサービス

子供用品のような物品ではなく、育児スキルをシェアする動きもでてきています。ベビーシッター仲介サービスでは、シッターを抱えずに、登録する働き手と利用者の個人間取引をマッチングするタイプのサービスとなっており、従来よりも割安に利用できる形態が増えています。

キッズライン

「キッズライン」Webサイト

2カ国語以上話せる大学生や、ピアノを教えられる人といった多様な人が登録しています。習い事感覚で利用する人も少なくないとのことです。

キズナシッター

kids「キズナシッター」Webサイト

登録する約300人のシッターが全て保育士や幼稚園教諭などの有資格者となっています。未就学児を持つ家庭を中心に習い事の送迎など1回2~3時間の利用が多いとのことです。

料金はシッターが1時間1,600円(税・サービス料など別)となっており、通常の相場である1時間3000円程度と比べて割安な価格設定となっています。

まとめ

育児用品は子供の成長に応じて短期間にニーズが変わって、経済的な無駄が大きい分野なので、必要なものをシェアし合う動きは拡大すると思います。

ベビーシッターを知らない個人に頼むといったことは、ひと昔前であれば心配でできないという人が大半だったと思いますが、保育士の働き手不足が社会問題化しているので、今後ますます普及していくでしょう。

AirBnBも初めは見ず知らずの個人を自宅に泊めるなんて心配といった不安があり、実際に殺人事件も起きて問題になりましたが、評価制度を用いたりしながら改善を繰り返して現在では当たり前のように普及していることを考えると、こうしたシェアリングへの流れは勢いを増すばかりではないでしょうか。