クラウドソーシングとは
クラウドソーシングは、群衆(クラウド)に作業を外部委託(アウトソーシング)するという意味を組み合わせた造語で、不特定多数の人に必要な作業などを行ってもらうことを意味してます。
クラウドソーシングは、仕事を依頼したい企業と仕事を受けたい個人とをマッチングする形式が主体となっています。雇用関係を必要としないため、単発で自分の能力をお金に変えたいと思っている人にとっては良い副業となります。
どんな仕事があるのか
クラウドソーシングには様々な仕事があります。日本国内で発注されている仕事の内訳は以下のようになっています。
- デザイン関連 55.1%
- Webデザイン 42.2%
- Web開発関連 28.9%
- 原稿執筆 22.3%
- 作業関連 17.8%
- システム開発 10.1%
- 画像、動画の加工 8.7%
- その他の仕事 10.8%
<出典>日本のクラウドソーシング利用実態調査(中小企業庁)
経験やスキルがいるものといらないもの
経験やスキルが必要な仕事
経験やスキルが必要な物の例としては、主にデザイン系の仕事が多くあります。こういったデザイン系の仕事についてはコンペ形式で応募が行われます。コンペ形式のロゴの作成などは一件ずつの単価がとても高いため、デザインが得意という方にとっては良いお小遣い稼ぎとなるでしょう。
その他にも、チラシを作成したり、キャラクターのデザインをしたり、LINEのスタンプを作成したりとデザイン系の仕事は高単価の物がかなり沢山あります。
経験やスキルがいらない仕事
経験やスキルが必要ないものとしては、文章を書くライティングの仕事であったり、データを集めたりといったものがあります。
「データ入力」はどちらかといえばあまり経験やスキルがなくてもできる仕事になります。最低限、基本的なタイピングのスキルだけで仕事を受けることができます。
より高い報酬を望むようなら、スピードと正確性が要求されることになります。ブラインドタッチができると仕事の効率は一層上がることでしょう。
この仕事は、自分がやりたいものだけ出来る範囲で、可能なスケジュールの中で行うことが出来るため、気軽に副業を行いたい人にとってはメリットとなります。また、データを持ち運びすることができるので、ノートパソコン1台あれば、場所の制約なく作業を行うことができます。
反対に心配される点としては、パソコンに向かって作業を反復継続するため、目の疲れや肩こり、頭痛などに悩まされる可能性があることでしょうか。
仕事の見つけ方
まずインターネットを使用する必要があります。クラウドソーシングを行っている会社のサイト上で募集されている仕事を選択して、自分にマッチすればその仕事を受注するというものです。
代表的なクラウドソーシングのマッチングサイトとしては、国内では「ランサーズ」と「クラウドワークス」が有力サイトです。仕事も多い一方で、仕事を受ける側の人もたくさん登録しているので、その分競争も激しくなります。他にもたくさんの仕事仲介サイトがありますので、慣れてきたら色々と試して見るのが良いでしょう。
また、英語ができる人には「Upwork(旧oDesk)」という、世界的規模のフリーランサーのためのマッチングサイトを利用して見るのも良いかもしれません。こちらは世界中の仕事が掲載されている一方、低賃金の開発途上国のフリーランサーが競争相手になるので、一筋縄ではいかないかもしれませんが、日本人であることが優位に働く仕事を見つけることができれば、ランサーズ等の国内サイトよりも稼ぐことができるかもしれません。
悪徳業者にひっかからないために
代表的なサイトに企業からの仕事も多く集まるため、上記のような会社に登録しておけばひとまずは大丈夫でしょう。
一方で、登録している個人も多いので、その分競争も激しくなるという点は覚悟が必要です。
それ以外にもクラウドソーシングのマッチングサイトはたくさんありますが、中には主婦や女性を狙った悪徳業者がいることも事実です。こういった悪徳業者に引っかからないためにも自分がしっかりとした大手の会社に登録することが大切です。
報酬が高くて楽に稼げるということをうたっている会社は疑ってみるようにしましょう。せっかく働いたのにお金が振り込まれないという悲しい事態にならないように、自分の身は自分で守るようにしましょう。