中古車オークション代行で副業は可能か
中古車の販売は昔とは流通形態が変化しており、副業としても手掛けられるビジネスになってきています。
一般顧客から希望車種の注文を受けて、業者専用のオークションから仕入れたり、個人間(CtoC)マーケットで仕入れたりすることで手数料を得る「中古車オークション代行業」はスモールビジネスとして注目を集めています。
中古車オークション代行の始め方(その1)
業者オークションに参加するには、各会場の会員資格を取得する必要があります。
共通して「警察から古物商許可証を受けていること」「常設の事務所と展示場があること」「連帯保証人を用意できること」といった条件があります。
参考までに、業界最大手のUSSオートオークションの入会条件は以下の4点になっています。
- 古物商許可証を受けてから1年以上を経過していること
- 保証金10万円を預託いただけること
- 常設の展示場と事務所を有し、営業活動をされていること
- 連帯保証人をご用意いただけること
古物商許可証は犯罪歴などが無ければおおよそ取得可能です。また、保証金10万円も比較的容易にクリア可能でしょう。
3つ目の場所は、比較的ハードルが高くなりますが、自宅を事務所として簡単な看板を付け、展示場は数台のスペースがある駐車場を用意すれば、オークション会社側の判断次第ですが何とかクリアできるでしょう。
最大の難問は「連帯保証人」です。担保価値のある不動産の所有者で保証人になってくれる人を同業者以外から探すというのは相当高いハードルとなります。
中古車オークション代行の始め方(その2)
上記のようなハードルがあることから、中古車オークション代行を名乗る業者の中でも、自社ではオークション会員資格を持っておらず、会員資格のある仲間の中古車業者を経由して仕入れを行っているケースは意外と多いようです。
そうした人脈があれば、あとは買い手となる顧客を見つけるためのツテさえあれば副業として行うことも可能です。車が好きな人や、車関係の仕事をしている人、保険会社等で法人や個人の顧客を掴んでいる営業マン等が向いている副業といえるでしょう。
また、独立開業を目指す人には代理店方式やフランチャイズ方式もあります。オークション参加のための条件がなくなったり、各種ノウハウを得られる一方で、加盟金やロイヤリティーを払わなければならないため、投資採算が合うかとうかは取り組む人によって大きく異なることになるでしょう。
中古車オークション代行の始め方(その3)
▼運営サイト: Ancar
中古車の売買といえば上記のような専門業者になるか、頼るかといった手段しかありませんでしたが、最近ではサイトを通じて個人間で中古車売買ができるようになってきました。
その代表的なサービスが「Ancar(アンカー)」です。中間業者を省くことで、売り手は店よりも高く売却でき、買い手も安く購入できるというメリットがあります。このサイトで安く購入してヤフーオークションなどで販売するといったネット完結型の方法や、業者オークションを利用して安く仕入れたものをこのサイトで販売するといった方法などが考えられます。
中古車の輸出ビジネスは儲かるか?
中古車の輸出先は激減しており、アフリカ以外には輸出先が無いに等しくなっています。また、超低価格車両が中心のため1台あたり利益も1~2万円程度という薄利になっています。
また、決済代金を回収するまでに時間がかかりますので資金力がないとできません。それ以外にも為替の影響もうけますのでリスクが高い事業といえるでしょう。