皆さんは「輸入ビジネス」という職業を知っていますか?日本と外国で価格差の大きい商品を探し買い付けをして、その商品を日本で販売して利益を得る商売のことです。
現地でのやり取り、買い付けなどを考えるとなかなか難しそうに思うかもしれません。ましてや個人で、しかも副業として輸入ビジネスをするのは難しすぎるという印象が強いですよね。
しかし、実際に輸入ビジネスを副業で行っている方は少なくありません。なぜ、そんなに手軽に出来るのか、そのカラクリを知ればきっと実践したくなるでしょう。
輸入ビジネスは難しいのでは?初心者でも簡単に始められるの?
そもそも輸入ビジネスはわざわざ現地に行かなくても、インターネットを利用すれば誰でも簡単に買い付けすることができるのです。 しかも買い付けだけでなく、商品の販売もできるので環境さえ整っていれば、自宅で一連の流れを完結することができます。では一連の流れとは具体的にどんな事をしなければいけないのでしょうか?
一般的な作業内容は、何を仕入れるか商品リサーチをして、商品を仕入れます。その後、荷受けをして欠品や損傷がないか検品をし、出品するための商品撮影をします。あとは出品して購入されれば梱包、発送し完了です。
もし購入側のほうで返品希望などがあれば、その都度、返品・返金対応しなければいけません。このようにやらなければいけない事は多く、さらに在庫を抱えて、クレームや返品などの対応もあります。
副業は副業でも、1日数時間は作業できる方でないとなかなか難しいかもしれません。
実際に儲かるのか?
ebay、AmazonなどのグローバルなECサイトの普及によって、世界中の商品を簡単に輸入できるようになりましたので、ebayや海外amazonなどで商品を仕入れることができます。それから日本国内のヤフオクなどで販売します。
利益率の高い商材を見極めれば大きく稼ぐことも可能です。円高のタイミングであれば、アメリカのアマゾンで買ったものをそのまま日本のアマゾンで販売するだけで、送料や関税を払っても為替差益で利益が出る場合すらあります。
輸入経験がない人にとって最もなじみが薄いのが「関税」です。個人輸入をした場合、課税価格(小売価格の60%)が10万円以下の場合は簡易課税(比較的安価)が、課税価格が10万円を超えると一般税率(高額)が適用されますので、課税価格は10万円以下の商品を選んだ方が税率面ではお得になります。
その中でも税率が低くて需要も多い商品は「家具」と「玩具(おもちゃ)」です。また、一般的になじみがあり、それほど高度な知識を必要としないカテゴリーでもあるので、しっかりリサーチすれば儲けを出せる可能性が高まるでしょう。
円安は利益に繋がらない?
海外で商品を仕入れて国内で販売する輸入ビジネスは、円高や円安によっても利益が左右されます。円安の状況ではほとんど儲からないという方もいますが、実際どうなのか気になりますよね。
結論からいえば、あまり関係ないでしょう。そもそも輸入ビジネスを一般の人が行えるようになったのは1ドルが120円の時代だったので、それに比べれば今は円高の時代です。円安と言われても実際、十分稼げる範囲内と言えるでしょう。