たまに街角でやっている交通量調査の現場を目にすることがあると思います。パイプ椅子に座って、手元の「数取器(かずとりき)」という道具でカチカチと車や通行人を調査している、あの現場のことです。
交通量調査とは?
一般に人を数える調査は、商業施設などの商圏調査などで人の往来状況を調べる目的で行われていることが多いようです。
また、車を数える調査は、主に渋滞の解消を目的とした道路工事や信号設置工事の計画のために行っていることが多いようです。
何やるのか
決められた場所に座って、自動車の交通量や歩きや自転車の交通量、車種ごとなどあらゆる観点で十数時間単位で調査する仕事です。
交通量調査は午前7時の開始がほとんどです。休憩を交代で取るので、調査員の数は必ず2名以上になります。パイプ椅子と数をかぞえる道具と共に現場に降ろされて、仕事開始になります。
場所は公道だけではなく、駅の中やショッピングモールなどの屋内の場合もあります。仕事の内容としては数を数えていくだけですが、集中力や長時間同じことをし続けられる持続力が求められます。
お手洗いや集中力を持続するために、2〜3時間おきに他の調査員と交代で休憩を取ります。休憩時間は約1時間で、その間にお手洗いに行ったり、昼食をとったりします。
交通量調査を副業でやるメリット
時給が高い
12時間拘束、実働8時間程度で1万〜2万円程度の収入になりますので、時給換算では1,250〜2,500円になります。
頭を使わないで済む
スキルが必要な仕事ではないので、その点、気楽に取り組める仕事と言えるでしょう。
人に気を使わないで済む
接客業ではないし、基本的には一人でやる仕事のため、お客や同僚に気を遣ったりして人間関係に悩むことはありません。
交通量調査を副業でやるデメリット
拘束時間が長い
拘束時間は12時間や24時間といった長時間に及びます。
座っているだけでも体力は奪われる
寒い冬の時間や暑い夏の時期に働くと、座っているだけとはいえ体力が必要になります。気候的な問題は非常に大きいので、夏場冬場は避けた方が良いでしょう。
交通量調査を副業で始める方法
インターネットで募集情報を調べて、通常は日雇い系派遣会社に登録することになります。人気の職種で競争倍率も高いため、複数社に登録しておいた方が良いでしょう。
最後に
専門スキルがなくても高い時給を稼げるという点で魅力的ではありますが、拘束時間が長いことに対応できるかどうかがこの仕事を副業とできるかどうかの最大のポイントになると思います。
子育て中の主婦には無理でしょうし、サラリーマンとなるとできて週末になると思いますが、本業にも支障をきたす可能性が結構あるため、難しいかもしれません。比較的、時間が自由に使える学生などの若者向きの仕事と言えるかもしれません。