実際に副業を始めてみると「自宅では集中できない」「静かな場所で作業をしたい」といった場面が増えてきます。そうした時は、自宅と職場以外に「第三の場所」を確保する必要が出てきます。
ここでは手軽にできる3つの方法と、それぞれのメリット・デメリットについて述べてみたいと思います。
コワーキングスペースを利用する
「コワーキングスペース」とは、デスクや会議室など仕事に使うためのスペースや設備を借りられる施設のことです。その多くが共有のオープンスペースで作業を行うものになります。
最近では、3Dプリンターやミシンが設けられているなど、特色のあるコワーキングスペースも増えてきているので、自分の副業にあった施設を選ぶことができます。
ただし、月額数千円から数万円の利用料を支払わなければなりません。利用する場合は、採算がとれる施設を選びましょう。
また、子育て中のママが利用できる、保育所併設型のシェアオフィスやコワーキングスペースも増えてきています。東京を中心にそのような施設をまとめています。
【メリット】 | 【デメリット】 |
・作業に集中しやすい ・工作機器など共有設備がある場合もある |
・月額利用料が必要 |
カフェを利用する
より手軽なのが、カフェを利用することです。
定まった職場を持たずカフェなどを転々として遊牧民のように仕事をするノマドスタイルというワークスタイルが一時注目を集めていましたが、そのスタイルを副業でも活用しようというわけです。
ノマドスタイルでは、電源やWi-Fiを利用できるかどうかがポイントになります。電源のあるカフェを探せるサイト「電源カフェ」といったアプリなどもあるので活用しましょう。
【メリット】 | 【デメリット】 |
・気軽に利用できる | ・周りの音や声が気になる ・情報漏洩に注意が必要 |
公立図書館を利用する
極力お金をかけたくない人は公立図書館の活用がおすすめです。
最近では、電源やWi-Fiが使えたり、自分のノートPCを持ち込めたりする図書館も増えています。また、どの図書館に電源やWi-Fiがあるのかがわかる「図書館なび」といったサイトもあるので、ぜひ活用してみましょう。
【メリット】 | 【デメリット】 |
・無料で使える ・作業に集中しやすい |
・席を確保できない場合がある |
終わりに
如何でしたでしょうか?
副業への取り組みが本格化してくると、生産性を高めるために「どこで仕事をすると最もはかどるか?」ということが大事なテーマになってきます。
人によっては、「想像力を高めるために、人との出会いの可能性があるコワーキングスペースが良い」という人もいれば、反対に「作業に集中したいので知っている人に会いたくない」という人もいます。
また、「カフェは雑音が気になる」という人もいれば、「多少の雑音があるが集中しやすい」という人もいたりして、その人の気分や性格、仕事の内容などによってベストの仕事場は異なってきます。
「仕事の内容に応じて働く場所を変える」というのがこれからの働き方になっていくのではないでしょうか。