モバイルボヘミアン〜旅するように働き、生きるには〜

ノマドライフから5年を経て続編が登場

2012年に発刊された「ノマドライフ」や「25歳からのひとりコングロマリット」に影響を受け、その時から机上や引き出しの不要な書類とデスクトップPCを処分して、Macbookを購入してEvernote等のクラウド型のアプリケーションを積極的に仕事に利用してきました。

その著者である本田直之氏と、絢香やSuperflyのプロデューサーとして成功を収めた後にニュージーランドに移住して日本とのデュアルライフを送っている四角大輔氏による共著「モバイルボヘミアン〜旅するように働き、生きるには〜」を本屋の棚で見つけて、新たな刺激と気づきを求めて迷わず購入しました。

<四角大輔氏の公式ホームページ>

4dsk.co
四角大輔のライフスタイルや表現活動すべてを網羅するメディア/ニュージーランドでの半自給自足のオーガニックな森の生活/世界を旅するノマド的な新しい働き方/クリエイティブやアーティストのプロデュース/フライフィッシング冒険やロングトレイル登山など

ノマドライフの先にあるモバイルボヘミアンとは?

本書の冒頭でこう説明されています。

モバイルボヘミアンとは、仕事のために生きるのではなく、自分の好きなことをライフスタイルの中心に据えながら、旅するように働き、暮らす、自由な生き方のこと。
「自分らしくいられる時間をできるかぎり長く持つための方法」であり、「仕事、表現、生活のクオリティを極限まで引き上げるための考え方」とも言える。

この説明だけでは、ノマドとの違いが明確には伝わってきませんが、ライフスタイル重視を突き詰めていった結果、自分の好きなことがそのまま仕事につながるという好循環に入った(本書の中で、”得意なことや好きなこと、ライフスタイルそのものをコンテンツにして仕事をする”と表現されています)、というような前向きでクリエイティブなステージのことを指しているのかな、といった印象を受けました。

また、本書の中でも述べられていますが、ノマドという言葉が流行すると共に、働く場所がオフィスに縛られずにカフェ等でモバイルPCを使って働いていることを意味しているかのように矮小化されてしまった感じもあるので、概念を再定義すると同時に改めて本質を周知するためにも新しい言葉を作ったのではないかとも感じました。



最大の制約は「どうやって稼ぐか」ではないでしょうか?

モバイルボヘミアンとしての生き方の実現ポイントは、”生き方を縛るあらゆる制約からの解放”と表現されており、主に「場所」「時間」「会社・収入源」の制約から解放されることの大切さを説いています。

1.場所: iphoneの登場によって、オフィスにいなくても仕事ができるようになった。

2.時間: 「9時から17時まで」といった塊りの時間で働くといった常識が変わる。

今のぼくたちは自分がやっていることが仕事なのか遊びなのか、はたまた休んでいるのかわからないし、「ワーク・ライフ・バランス」なんて言葉を気にもしていない状態だ。間違いなくぼくたちは今、だれにも、なんにも縛られず、すべての時間を「自分の時間」と捉えて生きることができている。

3.会社・収入源: 働く人たちの多くが、目の前の「忙しすぎる生活」に不満や違和感を抱きながらもそこから抜け出せない、そのもっとも本質的な原因は、「収入源」を1つに依存していることにある。

今、日本でも副業は話題のキーワードだが、安部内閣も「正社員の副業を容認」というスタンスになった。この流れがより進めば、副業は、単純に小遣いを稼ぐような意味での「副」ではなく、複数の「複」業になっていくだろう。

ITやLCCの発展によって、「いつ」「どこで」働くかについては物理的な制約は克服可能に見えますが、現実には「会社に依存せずにどうやって稼ぐか」という制約が最大の難関になるではないでしょうか。



モバイルボヘミアンになるための手引き

「step3 会社員からモバイルボヘミアンになるには」の章では、四角大輔氏による、モバイルボヘミアンになるための戦略・戦術的な手引きが詳述されています。非常に実践的で現実的な内容でした。多くの人がこれを理解・共感すると思いますが、これを実践できる人は限られるとも思いました。

山登り(トレッキング)を愛する筆者ならではの、ミニマリスト的な発想が如実に表れていて面白かったです。
一般的な人にはストイックすぎる印象をうけるかもしれませんが、世界中を庭のように飛び回る生活を送る人にとっては、荷物を最小限に留めることに常に腐心している登山家の考え方はとても相性が良いものなのかもしれません。

内容としては、主に「仕事」と「お金」の2つの視点から書かれています。具体例を交えて平易に説明してくれているため、とても分かりやすいと思います。

「仕事」に関して:
就職して「ベーシックスキル」を身につけた後、リスクをとって実績を生み出す「専門スキル」を身につけること。その後はパーソナルブランドを確立するためのマーケティングやブランディングの活用方法について説明してくれています。

「お金」に関して:

  • 【支出面】では「ミニマム・ライフコスト」を把握することで、お金の奴隷になることを回避し、不要なことを最小化し、大切なことを最大化することができると説いています。
  • 【収入面】では「ベーシック・インカム(最低限の所得保障)」を確保するための方法として、”複数の小口収入を得ること”と”お金の代わりに物を対価として受け取るスキル交換”について教えてくれています。

まとめ

筆者の2人が、現状に満足することなく弛まぬ努力を続けて更に成長している様子が伝わってきます。

一方で、本文中にも度々述べられていますが、「それは本田さんや四角さんだからできることだという意見が多く寄せられますがそうではないのです。我々もここまでくるには相当な実験と試行錯誤を長時間に渡って繰り返してきたので特別なことではありません。貴方にもできます。」とありますが、確かにこの生き方は簡単なことではないと思います。

しかし、ITやLCCの発展によって、時間の経過とともにこうした生き方の難易度は少しづつ下がっていくこともまた確かに思えます。

私自身も数年前からこうした生き方の実現を目指して色々と実験と試行錯誤を繰り返していますので、私なりの「モバイルボヘミアンライフ」を実現していきたいと思います。


その他・全般ランキング

にほんブログ村 就職バイトブログ ダブルワークへ
にほんブログ村

レクタングル(大)広告
レクタングル(大)広告

よろしければシェアお願いします!