農業+売電の複業「営農発電」で、農業の可能性が高まっています

国内ではメガソーラー(大規模太陽光発電所)の好適地が減るとともに電力の買い取り価格も下がってきたため、太陽光発電ビジネスが下火になりつつあります。

そのような中、農地に太陽光発電パネルを設置し、農作物を育てながら発電する「営農発電」が注目を集めています。

「営農発電」とは?

日立キャピタルは大和ハウス工業などと組み、耕作放棄地で農家が農業をしながら発電する「営農発電」の事業に参入する。まず宮城県の農地で計4000kw規模の太陽光発電を始める。
太陽光発電は国の買い取り制度の価格引き下げで新設が減ってきた。農業と組み合わせた新しい手法が広がれば、太陽光発電への投資が再び増えるきっかけになりそうだ。
出典:日経新聞(2017年8月30日)

両社は宮城県の農地を借りて12億円をかけて国内最大規模となる発電能力2千kwの太陽光発電パネルを設置し、東北電力に売電して年間1億4千万円の売電収入を見込んでいます。

また同時に、農家は農地に設置した太陽光パネルの下で日照が少なくても栽培できるキクラゲを年間4万kg栽培します。

農地で太陽光発電を行うメリット

この考え方自体はCHO技術研究所の長島氏によって2003年に発案され、2004年に特許として出願されていますが、権利化をせずに無償で利用可能にしてくれています。また、農地への太陽光発電設備の設置には規制がありましたが、2013年の規制緩和で農業も続ける場合に限って認められています。

農地で太陽光発電を行うメリットとしては、「陽当たりがほぼ確実に良いこと」「将来、周囲の開発によって日照が遮られる可能性が低いこと」などがあります。また、一般的な太陽光発電よりは初期投資コストは多少高くはなるものの、土地の有効利用につながるため、土地の収益性が高まるというメリットもあります。

もっとも、収量が2割以上減少してはならない決まりがあり、3年ごとの審査もあるとのことで、両立のハードルは低くないようなので注意が必要ではあります。

候補地(チャンス)はこれからも増え続けます

上記は大規模な投資型のメガソーラー事業ですが、もっと小規模な個人でも、初期投資コストの調達さえできれば十分に取り組み可能性のあるビジネスだと思います。

田舎の陽当たりの良い土地を借りて太陽光パネルを設置し、その下で「日陰でも育つ(むしろ日陰が好ましい)」「付加価値の高い」作物を栽培することで、体を動かす農業収入と、お金(太陽光パネル)に働いてもらう売電収入の複線化が可能になります。

高齢化や人材不足で全国の耕作放棄地は全体の1割を超え、環境省によると太陽光発電が設置できる耕作放棄地は約7千万kw分あるそうです。

農業に興味はあるけども、収入の額と安定性の面に不安を持つ人は多いと思いますので「営農発電」はそのような人たちにとって朗報となるビジネスモデルだと思います。


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