キャリア形成

若いうちにサバティカルイヤーを経験することのススメ

いきなりススメられても「サバティカルイヤーって何?」という方が多いと思います。

サバティカル(Sabbatical)とは、6日間働いたあとの7日目の安息日(ラテン語でsabbaticus)に由来しており、長期勤続者に与えられる長期休暇のことを意味しています。

欧米企業では最低1ヶ月から長ければ1年間に及ぶこともあります。日本の会社員では1ヶ月以上の連続休暇を経験する人はそれほど多くはいないのではないのでしょうか?

「LIFE SHIFT(リンダ・ラットン著)〜100年時代の人生戦略〜」においても、「80歳を超すまで休憩もなく、サバティカル(長期間仕事を離れて、学校に通ったり、ボランティア活動などをしたりして過ごす期間)もなく、柔軟な働き方もせずに、ノンストップで働き続けられる人などいるのだろうか?あなたはそんな人生を送れるだろうか?」と書かれていました。

「LIFE SHIFT」に関連する記事はこちらをご覧ください。

筆者の「サバティカルイヤー(長期休暇)」体験

筆者は30代半ばに、会社を辞めた後、語学留学と趣味の追求を兼ねて4ヶ月ほど海外で長期休暇をとったことがあります。

キャリアを中断することの影響や金銭的な面での不安はあったが、仕事に没頭してきて多少の疲労感があったことと、一度はまとまった期間を海外で過ごしてみたいという思いがあったことから「この機を逃すと後がない」と考えて実行するに至りました。

結果としては、3ヶ月目には「こんなことしていて大丈夫なのか?」「もう飽きた。そろそろ仕事したい」という気持ちが強くなり、半年間の予定を早めに切り上げて4ヶ月で帰国することになりましたが、若いうちに、引退後はこんな気持ちになるのかもしれないと疑似体験できたことはとても貴重な経験でした。

サバティカルイヤーは”擬似的な引退”として老後の予行演習になる!

中途半端でなんともお恥ずかしい限りだが、単純に楽しかったし、リフレッシュした状態で「これから何をしようか」と考えることができたのは良い機会だったと思っています。

そして「60代で引退したらこんな感じになったんだろうな。若いうちにそれが分かって良かった。」「感性が瑞々しく、体力がある若い時の方が長期休暇の価値は何倍にもなる。」と強く感じたのを覚えています。

10年に1回程度は「サバティカルイヤー」を取れる世の中に!

自分で勝手に設定した前回のサバティカルから今年(2017年)でちょうど10年目を迎えており、これからの10年間をどうやって生きていこうかを考えるためにまたサバティカルが欲しい、と改めて思っている今日この頃。

人生100年時代においては、50〜60年間以上働くことになるになると思うので、最低でも1回(25〜30年に1回)、できれば2回(15〜20年に1回)、私的には4〜5回(10年に1回)は取得できるようにするべきだと思います。

毎年バカンスで1ヶ月近く休暇をとっているドイツやフランスのことを考えるとそれほど無茶な話ではないと思うのだが如何でしょうか?

就職前の「ギャップ・イヤー」も普及して欲しい

筆者が滞在していた国を含む英連邦諸国では「ギャップ・イヤー(Gap year)」といって、大学を卒業した後、就職せずに世界中を放浪して回ったり、ボランティアをしたりといった多様な経験をすることが推奨されています。

多様性がもたらすイノベーションが求められている現代社会においては、日本はもっと多様な人生経験や職業経験を得られるような制度設計をしていくべきだと思います。

新卒一括採用等のような時代遅れの慣習は一刻も早く廃止した方が良いと考えています。

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